渋谷すばるさんに心奪われた日に。
ハロー浮世!!今日も浮世はクソだな!!
いや撤回撤回。浮世はサイコーだよガイズ
今の私は最高に脳味噌デロデロに溶けてるくらい愛に溢れているよヘイメーン。
さっき夜道で酔っ払いにぶつかられたことも、淹れたてのコーヒーと使用済のティッシュを両手に持ってて間違えてコーヒーをゴミ箱に注いだことも、そんなことも愛せてしまうくらいに心はどえらい麻痺しているよ。
ここで言う「好き」は、かつてないほど壮大なものとします。崇拝ともまた違う、なんだこの感覚、まるで私が昔椎名林檎嬢に取り憑かれた時のような感覚。愛なのか呪いなのか分からないこの感じ。
アイドルの愛し方の域を超えているような気がする(重い大袈裟)
きっかけなんぞゴロゴロ転がっていた。
私の周りにはeighterが何人もいた。
その中のひとりは私の幼馴染は、しょっちゅう「よこちょがね!!よこちょが!!ねぇ聞けって!!」と肩パンしてくる物凄い熱い横山担。
小学校の頃も中学の頃も高校も、横山裕という存在を一途に応援し、愛している子だ。
横山さんのananが発売された日には、かなり複雑な表情で丁寧にページをめくっていた。
相手役のモデルの方のおっぱいが当たってるし、めっちゃチューしてるし、ねぇ知っとった?皮膚って他人とくっついたとこから細胞が混ざってひとつになるんよ、とかボソボソ生気のない声で、でも恍惚的な表情でそれを見ていた。
それを温かく見守りながら私は、KAT-TUNに喜怒哀楽すべての感情を注ぎ込み、じわじわとSixTONESの松村北斗さんに心奪われ…とかなりフラフラな情緒で毎日を過ごしていた。
そして月日は経ち、関ジャムという音楽番組を見るようになった。
スガシカオが出ていたから。
私はスガシカオが大好きだ。母が大好きで、私がお腹の中にいる時から今までずっと流れていて、とりあえず大好きだ。
スガシカオがテレビに!?そりゃ撮っとかんと!!
関ジャム?なんぞや、関ジャニの番組か?
そこから面白くって、毎週見た。たまに見てないけど。
渋谷すばるさんの声に心が震えた。
こんな小さい身体から、テレビの画面をこえた人間の心臓を鷲掴みにするような声が出ていることに感動した。
歌上手いんだよ〜って幼馴染はいつか私に言っていたけど、本当に歌が上手い。
歌が上手いって、なにより伝わる声。
そこからなんやかんやあって、私の新しく出来た友人もまた横山担だった。
そこから話は盛り上がった。
関ジャム見てたし、それなりに話題として盛り上がった。
彼女はとてもいい子で、もっと仲良くなりたいがために関ジャニの番組を色々見始めた。
関ジャニ∞クロニクル
これがシャブとは知らなかったんだ。
どちゃくそ面白いから普通にハマって全部見た。
そしたらその子に言われた。
「関ジャニ面白い!ってその感覚のままこれを見て」
そう言われて差し出されたのはシングル「無責任ヒーロー」
無責任ヒーロー?曲自体めっちゃ知ってるけどなんで?
裏を見ると、どうやらDVDが付いていた。
2008年のコンサート映像の一部らしい。
私は家に帰ってそれを再生した。
そこからは多分ずっと正座。
『desire』
関ジャニ∞の曲で、私が初めてじっくりと神経を研ぎ澄ませて聞いた曲はこれだった。
関ジャニといっても、渋谷すばるさんと安田章大さんと2人の曲。
私は一旦DVDを止めて、調べた。
作詞作曲をふたりでやったことを知って震えた。
おかしい。このふたりの纏ってる空気感が。
単なるデュエット曲ではない。
なんでこのふたりはこんなに大勢のファンがいる中で2人の空間に入り込めるんだろう。
音が彼らをふたりきりにしてるみたいに。
とにかく胸がとてつもなく苦しくなった。
それを素直に友人に伝えると、色々教えてくれた。今はあの曲は歌わないとか、あのふたりはやすばと呼ばれていて(かわいい)昔はファンも驚くほどにベタベタだったとか付き合ってたんじゃないとか、オタクの妄言のような言葉が次々と飛んできたのでおいおいおいんなわけないやろがいとか思いながらもどうやら現実らしかった。
やすば、でスペース打つと「共依存」と出てくる。
あの曲を聴くと、そんな言葉がハマるのもわかる気がしなくもない。
そこからより関ジャムを注目して見るようになった。
彼らの作り出す音楽に純粋に興味を持ったのと、やすば。
これだこれ。やすばってなに!?可愛くない?安田とすばるでやすば???天才か。
そんな中、来週のジャムセッションはあいみょんの「愛を伝えたいだとか」という発表が。
なんだと!!!
元々好きなこの曲を、今好きになりかけている人達が歌うのか。シビレる。
初めてリアタイで見た。
暗いリビングで正座して見た。
恋した。あーーーーーこれ恋だわ。
すばるくんが、「僕が明日いい男になるわけでもないからさ」と俯いた目で憂鬱そうに歌うこの世界(語彙力)
それを36歳のすばるくんが歌うのか、あれ、これってすばるくんの曲?
それでもあいみょんの声を後から支えるような歌い方で、この方はこんなことも出来るのか…と感嘆した。あいみょんがすばるくんのギターに合わせて歌うところも、すばるくんはアコギを激しく鳴らすもあいみょんの方は見なくて、合わない視線がなおさら歌詞を彷彿とさせてなんかやべぇ(説明の放棄)
私は昔から、好きになる瞬間は曖昧だ。いつの間にか好きになってた。
今回も、これが完全的に好きになったタイミング!というのが無い。
初めてすばるくんの声に心臓掴まれた日なのか、やすばのdesireなのか、関ジャムなのか、わかんない。
私は関ジャニ∞の渋谷すばるさんを、恐れ多いが「担当」にさせて頂くことを決意した。
そんなことを決めた矢先に、渋谷すばるさんが事務所を退所することが発表された。
浮世はサイコーなわけねぇ、つらいなこれ。